今年は猛暑が続き、長い長い、恐ろしく長い夏でしたね。
そんな夏がようやく終わり、やっと待ちに待った秋が到来しました!
今回は、地方別で紅葉見頃時期を紹介し、お出掛け・旅行の参考にしていただければと思います。
北海道地方
北海道の紅葉は、9月下旬〜10月下旬と予想されています。
例年より遅めですが、早い地域ではすでに紅葉が綺麗に眺められる可能性があります!
ただ、道内でも紅葉が早い地域・遅い地域と差が出そうですので、時期を変えての紅葉狩りも可能です。
紅葉が早い地域:大雪山、層雲峡
紅葉が遅い地域:札幌市内
大雪山
大雪山の秋は、日本一早いと言われています。
標高2,000mに生育する高山植物の色鮮やかな草紅葉が見事な風景を創り出します。
大雪山連峰を一望可能な山頂まではロープウェイを利用することが可能で、ロープウェイで行った先で絶景を楽しめます!
【住所】
北海道上川郡東川町ノカナン
【アクセス】
JR旭川駅からシャトルバス「いで湯号」にて
旭川空港経由大雪山旭岳ロープウェイ乗り場下車
【駐車場】
あり(無料)
【紅葉する木の種類】
ナナカマド・ウコンウツギ・ミネカエデ
【ライトアップ】
無し
札幌
北海道を代表とする都市の札幌。
10の行政区からなり、碁盤の目のように区画されています。
代表的な観光スポットである時計台を中心に、街のさまざまなところで紅葉を楽しむことができます。
【住所】
北海道札幌市
【アクセス】
新千歳空港から特別快速「エアポート」で約33分
【駐車場】
あり(有料)
【紅葉する木の種類】
イチョウ・カエデ・シラカンバ・モミジ・エゾヤマザクラなど
【ライトアップ】
2024年のライトアップは未定
東北地方
東北地方の紅葉の見頃は、例年より遅めと予想されています。
10月中旬〜11月下旬となりそうです。
紅葉が早い地域:八甲田山、奥入瀬渓流
紅葉が遅い地域:松島、十和田湖
奥入瀬渓流
十和田湖を源にした渓流で、深い木立の中を流れています。
そのため、秋は躍動感のある渓流と紅葉の調和が見事に広がる景色となります。
【住所】
青森県十和田市奥瀬
【アクセス】
青森空港から車で約1時間40分
【駐車場】
あり(無料)
【紅葉する木の種類】
ブナ・ナラ・トチ・カツラ・カエデ
【ライトアップ】
無し
十和田湖
327mもの水深で日本第三位を誇っていますが、透明度は15mもあり湖水が非常に美しい二重カルデラ湖です。
その湖面と周囲の色鮮やかな紅葉のコントラストは、目を奪われること間違い無しです!
【住所】
青森県十和田市奥瀬十和田湖畔
【アクセス】
JR八戸駅からJRバスおいらせ号十和田湖行き約2時間15分
バス停:十和田湖(休屋)下車、徒歩すぐ
※冬季は要確認
【駐車場】
あり(有料)
【紅葉する木の種類】
ブナ・カエデ・ナナカマド・カツラ
【ライトアップ】
2024年のライトアップ開催は未定
関東地方
関東地方は、例年並み〜やや遅いと予想されており、11月中旬〜12月中旬頃と予想されています。
紅葉が早い地域:日光、奥多摩
紅葉が遅い地域:東京都内、鎌倉
日光
9月の半ばが、至仏山の花畑から紅葉がおりてくる頃合いです。
その後、9月下旬になると湿原がキツネ色に染まっていき、その中でナナカマドやレンゲツツジなどが紅をさしていきます。
その後、林の木々の中のツタウルシ・ブナ・カエデ・白樺が徐々に色づき、最後は迫力のある紅葉の世界が広がります。
【住所】
栃木県日光市
【アクセス】
東京都内から特急利用で約2時間
【駐車場】
あり
【紅葉する木の種類】
カエデ・モミジ・ナナカマド・レンゲツツジ・ツタウルシなど
【ライトアップ】
2024年のライトアップ開催は未定
鎌倉
鎌倉の紅葉は、古都ならではの風景が特に美しいです。
神社仏閣の庭園だけでなく、三方を山に囲まれた土地ならではの自然の色付きなど、様々な紅葉が楽しめます。
場所によっては12月中旬頃まで、長い期間紅葉を堪能することができます。
【住所】
神奈川県鎌倉市
【アクセス】
JR東京駅から約1時間
JR横浜駅から約25分
【駐車場】
あり(有料)
【紅葉する木の種類】
カエデ・モミジなど
【ライトアップ】
2024年のライトアップ開催は未定
北陸・中部地方
北陸・中部地方も関東と同様、例年並みかやや遅れると予想されています。
11月上旬〜12月上旬とされています。
紅葉が早い地域:上高地、白馬
紅葉が遅い地域:名古屋市内、寸又峡
白馬
秋の草木が色付いた時期の八方池と白馬三山の迫力は圧巻で息を呑みます。
なかでも、山麓の『緑』、中腹の紅葉の『紅』、山頂の冠雪の『白』の三層が出来上がった景色は【三段紅葉】と呼ばれており、非常に希少な風景です。
【住所】
長野県北安曇郡白馬村
【アクセス】
長野駅から白馬駅まで電車で約3時間
【駐車場】
あり
【紅葉する木の種類】
ブナ・ドウダンツツジ・ナナカマド・カエデなど
【ライトアップ】
無し
寸又峡
大井川と寸又川の合流地点から上流約20kmにかけては、深く切り込んだような渓谷が続いている土地となっています。
その中にはいくつもの滝が点在しており、紅葉と滝の共演による美しさは全国的にも有名です。
紅葉鑑賞に最適な寸又峡温泉から夢の吊り橋まで結んでいるプロムナードがあるので、そちらを歩くのがオススメです。
【住所】
静岡県榛原群川根本町千頭
【アクセス】
電車:(寸又峡温泉)大井川鉄道大井川本線千頭駅から寸又峡行きバスで約40分
寸又峡温泉停留所下車すぐ
車:東名高速道路静岡インターチェンジから国道362号経由で約2時間、新東名高速道路島田金谷インターチェンジから国道473号経由で約1時間40分
【駐車場】
あり(有料)
【紅葉する木の種類】
カエデ・ブナ・ナラなど
【ライトアップ】
無し
関西地方
関西地方に関しては、例年並みとの予想が出ています。
11月中旬〜12月上旬とされています。
紅葉が早い地域:大台ヶ原、鶏足寺
紅葉が遅い地域:京都市内、大阪市内
鶏足寺
奈良時代に僧・行基が開基した古寺です。
石畳の参道・境内には約200本のモミジの古木がうっそうと陳列し、迫力がありながらも情緒のある風景が作り出されています。
滋賀県内有数の紅葉の名所として知られているため、シーズンは多くの人で賑わいます。
【住所】
滋賀県長浜市木之本町古橋
【アクセス】
バス:JR木ノ本駅からバスにて約10分「古橋」下車、徒歩約10分
【駐車場】
無し
【紅葉する木の種類】
モミジなど
【ライトアップ】
無し
京都
誰もが知る世界有数の古都、京都です。
数々の名所を誇る京都ですが、紅葉の時期はより一層美しさが増します。
京都の街から嵐山などの自然まで、全てが紅葉に染まる京都は言葉を失うほどです。
【住所】
京都府京都市
【アクセス】
JR大阪駅からJR京都駅まで、電車で約30分
【駐車場】
あり
【紅葉する木の種類】
カエデ・モミジなど
【ライトアップ】
無し
中国地方
中国地方も、関西地方と同様に例年並みと予想されています。
時期は、11月上旬〜11月下旬と予想され、11月中が紅葉が楽しめる時期となりそうです。
紅葉が早い地域:鳥取砂丘、大山
紅葉が遅い地域:広島市内、錦帯橋
大山
中国地方の名山であり、日本百名山にも名を連ねます。
山麓の森が朱やオレンジ、黄色に染まる紅葉は日本屈指の美しさと言われており、紅葉に一気に包み込まれるような錯覚に陥るかもしれません。
【住所】
鳥取県西伯群大山町大山
【アクセス】
JR米子駅から路線バスまたは大山るーぷバスにて約50分
【駐車場】
あり(無料)
【紅葉する木の種類】
ブナ・ナラ・カエデ・ナナカマドなど
【ライトアップ】
無し
四国エリア
四国地方も、例年並みと予想されています。
時期は、11月中旬〜12月上旬とのこと。
紅葉が早い地域:剣山、祖谷温泉
紅葉が遅い地域:高松市内、松山市内
祖谷温泉
日本三大秘湯のひとつとしても知られています。
また、戦乱から逃れてきた平氏がこの地で入湯したとされる平家の落人伝説が伝えられている場所でもあります。
紅葉の時期は、温泉を囲むように雄大な渓谷が色鮮やかに彩られます。
【住所】
徳島県三好市池田町松尾松本367-28
【アクセス】
JR土讃線大歩危駅より四国交通バス約35分
【駐車場】
あり(無料)
【紅葉する木の種類】
モミジ・カエデ・ウルシ・ブナ・ケヤキなど
【ライトアップ】
2024年のライトアップ開催は未定
九州地方
九州地方の紅葉も例年並みと予想されており、時期は11月中旬〜12月中旬頃です。
紅葉が早い地域:阿蘇山、九重連山
紅葉が遅い地域:福岡市内、長崎市内
九重連山
標高1,700m級の山々が連なり、『九州の屋根』とも呼ばれています。
連山最高峰の中岳は九州の最高峰です。
色づきは10月上旬から始まり、山頂から始まる紅葉はだんだんと山麓へと降りてきて、11月中旬が見頃となります。
九重の中心部にある広大な湿原『坊ガツル』は一面ススキに覆われ、金色の絨毯が敷き詰められたような美しさです。
【住所】
大分県竹田市久住町
【アクセス】
車:
湯布院方面から→大分自動車道湯布院インターチェンジ降り、水分峠経由で飯田高原まで約30分
阿蘇・熊本方面から→別府阿蘇道路の瀬ノ本経由で牧ノ戸・飯田高原久住町へ
バス:
博多駅交通センターまたは天神バスセンターより、九重登山口(長者原)や、九重・牧ノ戸方面への高速バス利用
【駐車場】
あり(無料)
【紅葉する木の種類】
モミジ・カエデ・ドウダンツツジ・マユミなど
【ライトアップ】
無し
まとめ
全国各地方の紅葉スポットをまとめました。
時期の差はありますが、どこも迫力のある、そして風情のある紅葉を堪能できそうです!
寒暖差が大きくなってきてからが見頃ではありますが、まだまだ季節の変化に惑わされる日が続きそうです。
体調を管理しつつ、日本の美しい紅葉が色付いていくのを楽しみにしましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。